「小規模保育園等からの要望」を市長に届けました!

先日、12月3日に市原市小規模保育事業部会より市長への要望書を届けました。

市原市では平成27年4月に全ての子どもに質の高い教育・保育を提供することを目標に掲げ、本格施行された「子ども・子育て支援新制度」にいち早く対応し、同年4月1日付で「市原市家庭的保育事業等の設備及び運営に関する基準を定める条例」等を施行し、保育の多様なニーズに対応しています。

今現在、市内の私立小規模保育園11か所、事業所内保育園2か所、企業主導型保育園6か所(以下小規模保育園等という)が、「千葉県保育協議会市原支会」に仲間入りし定期的に、お互いの情報交換やスキルアップの為の研修等の取り組みをしているところです。
これからも、市原市の将来を担う子どもたちが健やかに成長し、保護者が安心して保育を委ねられる保育園を目指してまいります。

ということで、以下の6項目の要望を市長に届けてきました。

1. 小規模保育園は3歳未満の保育施設である為、別の保育園に転園する必要がありますが、小規模保育園の連携施設が私立幼稚園である為、保護者の就労の継続が困難になることがあります。4歳からも継続して保育園に通えるような連携支援をお願い致します。
2. 小規模保育園から保育所(園)に転所する際に、入所選考の加点がなく、ひとり親家庭や就労している等への加点がないと伺っています。就労の必要性から配慮をお願い致します。
3. 入所決定業務の担当職員が、全ての入所(園)を1人で対応しています。業務が多く対応しきれないので通知が遅くなり、入園が間に合わず、保護者が就労できなくなったこともあるのが現状です。担当職員を増やす等の対応をお願い致します。
4. 保育所(園)から、保育コーディネーター等に依頼をすると、発達が気になる子どもの巡回指導を行って下さっておりますが、なかなか予約が取れません。定期的な巡回をし、保育士等に対応方法の助言や指導をして頂きたいと思います。
発達が気になる子どもがたくさんいる現状を考えると今の体制では職員が足りないのではないかとも思います。対応をお願い致します。
5. 小規模保育園等も市原市のホームページに載せて頂き感謝しています。しかし、保護者からはどのような保育所(園)があるのかわかりづらいとの声をお聞きします。予備知識がない保護者にも、どのような保育施設があり、どのような特徴があるのかの情報と全ての保育所(園)を一覧で掲載し、
保護者が、見やすく選択しやすい情報提供をお願い致します。
6. 保育ニーズはこれからも益々増える状況です。今の保育課の担当者数では対応が困難であり、職員が疲弊するように思います。保育ニーズへの速やかな対応と職員の働き方改革の2方向からの視点で、今の状態の改善をお願いいたします。

今回の要望書を小出市長は真摯に受けとめてくれました。
すぐに全ては変えられないでしょうが、小規模保育事業部で議論していることや
現在の保育園、保護者の状況などが保育行政に届く機会となりました。

市原市が、ますます、安心して子育てができるまちになり、
魅力的な、暮らしやすいまちになりますように
これからも小規模保育園全体でがんばっていきたいと思います。