11月園だより

朝晩の冷え込みが深くなり、季節が変わったことを教えてくれています。こどもたちはお散歩で木の実を集めたり、赤くなった葉っぱを拾ったりして、季節が変わったことを心と身体いっぱいに感じています。温度変化に負けない体力作りには、寒さと上手に付き合うことが大切です。こどもは大人よりも体温が高く、よく動き、汗をかきやすいので、分厚い服を着させるよりも、薄手の服を重ねて、温度調節ができるようにするといいですよ。薄手の服だと動きやすいので、思う存分動いて、身体の芯から暖かくなることができます。
布団のぬくもりが恋しい朝晩です。日も短くなり、動物や虫たちが冬眠に向かって準備を進めるように、人間も本能的に起きるのが億劫になったり、動きが鈍くなったりするものだと思います。そんな身体を否定することなく、時にはのんびりと過ごしてみてくださいね。

芋ほり・・・雨天順延です
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昼間も肌寒い日が増えてきましたので、お昼寝用のかけ布団を少し厚手のものに変えてください。95×120㎝くらいのサイズのものがこどもには合っていますが、ご家庭にあるもので大丈夫ですよ!
さて、この機会に、こどもの睡眠という視点で、寝るときの恰好について考えてみたいと思います。2歳くらいまでの子どもの1日の合計睡眠時間は11~13時間がおすすめです。そんな長い時間を快適に寝るためにちょっとしたポイントをお伝えします。
こどもは代謝が活発で、体温が高く、体内の水分量が多いので寝汗が大人よりも多いものです。そのため、着こませすぎると寝返り(体温調節のためにもしている)が打てず、リラックスして寝られなくなります。
パジャマは・・・・◎通気性・吸水性に優れているもの
◎腹巻がついているズボンや、ズボンとシャツをボタンで留められるタイプのもの
◎袖や裾がすぼまった形のもの
にすると、保温と発汗ができますよ。こどもはどうしても掛け布団を剥いでしまうものなので、特に冷え込む日にはベスト(スリーパー)を着せてもいいですね。

ひとことコラム【正しいことは慎重に発言する】
人生が長くなってくると、「正解」が見えてしまったり、「善悪」の判断をすぐにしたくなったりするものだと思います。しかし、こどもの世界には、「正解」も「善悪」もはっきりとないのが魅力です。大人が思う「正しい」を伝えるときには、慎重になりたいと日々思っています。「正しいことってこういうこと」と一方的に教えられるよりも「この場、この時にとって“よりよい”ことってなんだろう?」とその時々で一緒に考えられる経験の方が尊いと考えています。