■相談室開設
毎日のように児童虐待のニュースが流れているように、現在、児童相談所だけでは対応できない程、児童虐待相談が増えている状況です。そんな中、孤立した子育て「孤育て」状況にある親子の相談に応じ、虐待を未然に防ぐことを目的に、新たな相談援助の場として、保育園の2階に相談室を開設しました。
<保育園の役割>
保育園は子どもの保育施設であると同時に、親のみなさんにとっての子育て支援施設でもあります。
保育士が保護者のお話を伺って、保育園でできる限りのことを考えます。
毎日子どもや保護者と関わる保育園には、子育てにまつわる「困りごと」や「不安」の情報がたくさん集まってきます。
しかし、保護者支援を超える働きはできません。保育士は保育士の役割を担います。
<保育ソーシャルワーク>
そこで、児童福祉に特化したソーシャルワーカーが保育士から保護者のお話を引き継ぎ、不安の解消や課題への支援に携わるのが保育ソーシャルワークです。
保育ソーシャルワーカーは必要に応じて他の専門機関と連絡を取り合い、協働して相談者に寄り添います。
相談者は保育園の利用者だけではなく、保育園からの相談や地域の方々からの相談にも応じます。
相対的貧困、関係性の貧困が広まりつつあることから、今後は相談も増えていくことが予想されます。
孤独な子育てがなくなり、社会みんなで子育て!という意識になるように活動していきます。