12月園だより

はやいもので、もう今年も最後の月です。吐く息が白くなってきて、暖冬といわれている今年も、着々と寒い冬が到来していることを感じます。この季節になると、インフルエンザや胃腸炎などの風邪が流行します。うがいや手洗い、睡眠時間の確保と休息、バランスのよい食事など、毎日のちょっとしたことに気を配ることで予防ができますよ。
テレビのCMを観ると「除菌」というワードが飛び交っています。菌は必要なものでもあり、人は菌と共に暮らしていくので、除菌ばかりすることに違和感を覚える最近です。菌との上手な付き合い方やコントロールの仕方などを、少しずつ身につけ、工夫していきたいものですね。
さて、「師走」と呼ばれる今月はなんだか忙しなく、バタバタとしがちです。気持ちまでせかせかしないように、ふと立ち止まってのんびりと過ごす時間も大切にしてみてください。温かい食べ物を食べて、心と身体をぽかぽかにして冬を過ごしていきましょう!

*************************************************

<年末年始休業>
12月30日(日)~1月4日(金)
保育園はおやすみです。

*************************************************

保育園は集団生活なので、流行性のウイルスはすぐに広まります。発熱や下痢等、お子さんの様子で気になることがありましたら、すぐにお声掛けください。感染を必要以上に園内で広めないよう、早期受診や早めのお迎え等をお願いすることがありますが、子どもたちの快適な園生活のために、ご理解とご協力をお願い致します。
さて、「ウイルス」と「細菌」が全くの別物だということをご存じですか?もっとも重要な違いは、抗生物質が効くかどうかです。ほとんどの種類のウイルスに抗生物質は効きません。大半の風邪がウイルス性で、そのウイルスは人が持つ免疫力で治すしかないのです。(インフルエンザには「抗インフルエンザウイルス薬」があるので、それを活用することもできます。)

*********************************************
インフルエンザ
【特徴】・急激に症状が悪化する
・38℃以上の高熱が出る
・悪寒、頭痛、関節痛、倦怠感が強く出る
発症後5日経過し、かつ、解熱したあと3日経過するまで出席停止です。登園再開には医師が発行する治癒証明書が必要です。

ウイルス性胃腸炎(ノロウイルス、ロタウイスル、アデノウイルス等)
【特徴】・強い嘔吐下痢の症状
・多くの場合、3日程度で嘔吐は治まる
・下痢が1週間程度持続する場合もある
・39℃以上の高熱が出ることもある
・便は水様便で黄色や白っぽい色になることが多い。
ウイルス性なので、特効薬はありません。下痢止めもウイルスを体外に早く出し切るために、なるべく服用はしない方がよいと言われています。こどもの場合、脱水症状になりやすいので、経口補水液等を活用して水分補給を促し、食べられるものを食べて治るのを待ちます。
**********************************************

保育園内で嘔吐や下痢があった場合、他の園児や職員への感染防止のため、汚れた衣服等は洗わずに密閉し、そのままお返ししますのでご理解をお願い致します。また嘔吐下痢の症状が強い場合、熱がなくてもご連絡を差し上げる場合があります。ご協力ください。

<行事予定>
○歯科検診
○誕生会
○避難訓練
○身体測定
○行事食(冬至)
○クリスマス会